「大不振」米国ドラッグストア業界は明日の日本か

ウォルグリーン型ビジネスモデルの限界

2025年1月1日号

　米国の小売り・流通ビジネスを謳歌してきたドラッグストアが苦境に陥っている。業界トップのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス（以下、ウォルグリーン）と第2位のCVSヘルスは実店舗の閉鎖、レイオフなど後ろ向きの施策で乗り切ろうともがいている。第3位のライト・エイドは23年10月、連邦破産法第11条（日本の民事再生法に相当）を申請。その後、当時2000店舗あった薬局を、この1年で900店舗近く閉鎖した。今年6月にニュージャージー州連邦破産裁判所が再建計画を承認したものの、事業健全化の道のりは遠い。　米国のドラッグストアは立ち直ることができるのだろうか。　米国の小売り・流通ビジネスを謳歌してきたドラッグストアが苦境に陥っている。業界トップのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス（以下、ウォルグリーン）と第2位のCVSヘルスは実店舗の閉鎖、レイオフなど後ろ向きの施策で乗り切ろうともがいている。第3位のライト・エイドは23年10月、連邦破産法第11条（日本の民事再生法に相当）を申請。その後、当時2000店舗あった薬局を、この1年で900店舗近く閉鎖した。今年6月にニュージャージー州連邦破産裁判所が再建計画を承認したものの、事業健全化の道のりは遠い。　米国のドラッグストアは立ち直ることができるのだろうか。

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